渡邊渚さんはフリーで活躍するアナウンサーです。
2023年6月からPTSD(心的外傷後ストレス障害)を患い、2024年12月現在も治療を続けながら生活を送っています。
そこで今回は、渡辺渚さんのPTSDの時期や原因を調査。
フジテレビを辞めることになった背景を深掘りしていきます。
ぜひ、最後までお付き合いください。
渡辺渚はPTSDを患い入院していた
渡邊渚さんは2023年7月、SNSで体調を崩し入院したことを報告。
その後は、入退院を繰り返し「生きるのが辛い、死んだ方が楽なのでは…」と考えたと言います。
1年以上にわたる療養生活を過ごした2024年8月31日、体調が回復してきたタイミングでフジテレビを退社。
現在は、フリーアナウンサーとして活動しています。
渡辺渚がPTSDを発症した時期や症状などまとめ
ここからは、渡辺渚さんがPTSDを発症した時期や症状、原因をまとめていきます。
PTSDの発症時期は?
渡辺渚さんは、PTSDを発症した時期は2023年6月で、7月から入院生活を送っていると報告しています。
また、10月に更新したインスタグラムでは、辛い日々を過ごした4か月を綴っています。
今まで何のために頑張ってきたのだろう、いっそこのまま生きることを投げ出したいとも思いました。
もっと自分を大切にしていればよかった。身体の悲鳴に耳を傾ければよかった、心に素直になればよかった。
たらればを言い始めると止まらなくなりますが、時を戻すことも、人生をやり直すこともできません。
そして、私は悪いことをしたから病気になったのではないから、今の何もできなくなった状態を罰のように感じるのは、もうやめたい。
私の人生こんなことに乗っ取られたくない!と思えるまで4ヶ月かかりました。引用:インスタグラム
PTSD発症の原因は?
渡邊渚さんはPTSD発症について、直接原因の言及を避けています。
ただ、インスタグラムではこのように投稿していました。
複雑性ptsdではありません。両親から虐待されたなどの事実もありません。安易な憶測によって家族への誹謗中傷が起きないよう、あえて記します。
PTSD発症の症状は?
渡辺渚さんは、自身が発症したPTSDの症状について、インタビューで語っていたので引用します。
PTSDの特徴的な症状の一つに「過覚醒」があるのですが、それによってささいな物音にも恐怖を感じて眠れなかったり、ストレッチャーを引きずる音が怖くなったり……。
とにかく常に気が張り続けていたので、まずはそうした覚醒状態を薬で抑えるところから治療を始めました。
ただ退院してからも、しばらくは家の中でしか過ごせなくて。同時にパニック障害のような症状も現れていたので、外出するのがとにかく怖かったんですよ。
電車やバスに乗るにもひと苦労。タクシーなんて到底乗れなかった。エレベーターも、知らない人が同じ狭い空間にいるのが耐えられなくて、使えなかったです。
また、PTSDの特徴として当時の記憶がフラッシュバックされトラウマ体験をした時と同じような感覚を覚えることがあります。
渡辺渚さんもトラブルが起きた日のことがフラッシュバックされると答えています。
当日は雨の日でした。その時の気候や最寄り駅、匂い、食べ物を想起するとパニック発作が起こり、『過覚醒』というPTSDの症状で些細(ささい)な物音にも恐怖を感じるようになっていった。
この症状は一生続くこともあり、渡邊渚さんも覚悟を決めているようです。
失ったものに目を向ければたくさんあって悲しくなるし、心と頭からトラウマを消すことは一生できないけれど、生死と向き合って学んだことがたくさんありました。
引用:インスタグラム
フジテレビ退社の背景
渡辺渚さんは、2024年8月31日にフジテレビを退社しています。
そう決断した理由は背景について見ていきましょう。
フジテレビ退社の理由
渡邊さんの退社理由は、会社へのトラウマとトラブルであるとインタビューで答えています。
「昨年の秋ごろから、『アナウンサーを続けることが無理だろうな』とは思っていました。担当番組を外されて、帰る場所もないこともありましたが、会社にトラウマがあったので、『もう1回あの場に行かなきゃいけないのはしんどい』『社屋に入れるのだろうか』と真剣に思っていました」
~中略~
「正直に言うと、会社も関係するトラブルがありました」
心を痛め、PTSDを引き起こすほどの激しいトラウマやトラブルがあったみたい。
それでも復帰しようとしたことも、悪化の原因だったのかもしれないわね。
フジテレビの内実
フジテレビでは、昔から大物タレントとどれだけ仲良くなれるか、どれだけゴマを擦れるかで出世が決まると言われてきました。
大物タレントとのパイプが太ければ太いほど昇進が早いというシステムです。
そのため豪華な接待をしてタレントに貸しを作って、番組へのキャスティングや独占インタビューなどを優先的に取りやすくするという手法です。
そこでよく利用されるのが会食です。
繰り出されるのは若手のアナウンサーが中心で、タレントの要望通りのキャストを揃えることもあったようです。
こういった会食でプロ野球選手と女子アナウンサーの結婚するケースが多いみたいね。
また、渡辺渚さんがPTSDであることを発表した、2024年10月のインタビューではこう語っていました。
会社としても私を守るためだったと思うのですが、会社の方針として、自分の病気に関して、公の場で話してはいけない決まりだったんですよ。
だから、SNSなどで私の病名についていろいろと話されているのも知っていましたし、早く公表してラクになりたいという気持ちもありました。
~中略~
(フリー転身後は)自由に発言できるようになって、ホッとしています。
発症から1年4か月、病気以外でもいろいろ苦しい思いをしたみたいね…。
渡邊渚の現在:フリーアナとして活動中
渡辺渚さんはフリーアナとして生活を送る傍ら、実体験をもとにPTSDという病気の向き合い方や治療方法などを世間に発信する活動を行っています。
PTSDを発症すると、4人に1人は慢性化すると言われ、長期治療が必要になります。
治療方法は、薬物療法のほかに持続エクスポージャー療法が取られます。
ストレスの原因となる状況に身を置くことで、効果的に不安を消していく精神療法になります。
人生は、ある日突然奪われたり壊されたりして、あっという間に終わってしまう可能性があるということをこの一年で痛いほど感じました。理不尽なこともたくさんあります。
引用:インスタグラム
このように語る渡辺渚さん。
真相は語られていませんが、今後の動向を注視しつつ、これからの活躍を応援していきたいですね。